Camelia(カメリア)という名の植物

こんにちは! 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


前回のブログから2か月以上も時間が開いてしまいました。


実はその間に娘が生まれ、Caméliaと名付けました。


Camelia(カメリア)とは日本語で椿のことですが、
植物の学名で言うとCamellia Japonicaとなります。

日本を含むアジアが起源の植物なのでjaponicaと名付けられたのでしょう。


しかしながら現代、ヨーロッパではCameliaという名前は比較的有名です。
Wikipediaの情報によりますと、17世紀にフィリピンからヨーロッパにもたらされ、
その後人々に親しまれた背景があるようです。

ヨーロッパでは華やかな花が好まれたため、 品種改良が進み、見た目はずいぶん違いますが。
https://de.wikipedia.org/wiki/Kamelie


さて、
このCameliaですが学名で他にも同じ植物があります。


Camelia Sinensis、つまり茶の木です。

花はあまり知られていませんが、椿とよく似た、
額が目立つ可愛らしい花を秋になるとつけます。

シングルオリジンティーについて。

こんにちは! 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


今日はお茶のカテゴリーの中でも最近私が注目しているシングルオリジンティーのことを書きたいと思います。

シングルオリジンティーという言葉を聞いたことがありますか?コーヒーを飲まれる方ならもしかしたら聞き覚えがあるかもしれません。
つまりは、いろいろある品種の中でも一つの特別な品種のみで作られたお茶のことです。

上の写真のメニューは鎌倉に行った際に見つけたお茶サロン。
東京近辺ですと、こういったシングルオリジンティーに特化したカフェも増えているようです。

シングルオリジン、つまりは一つの品種のみで作ることによって何が良いのかというと、そのお茶の品種の特徴を最大限に生かせるという点です。
日本茶だけでかなりの種類の品種が開発されていますが、香りに特化したもの、甘みが強いもの等さまざまです。

一般に売られているブレンドティーはブレンドすることで味のクオリティーに安定感を出し、いつでも美味しいお茶にすることが可能ですが、シングルオリジンティーは単一品種の為、毎年味にばらつきがでる。その分作れる量も限られてくる。
そういった点から、シングルオリジンティーは価格も高めなことが多いです。


日本茶サロン≪en≫でも、しっかり選び抜いた貴重なシングルオリジンティーを扱う予定ですので、皆さんお楽しみに!!

煎茶道

こんにちは!  日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


皆さんは煎茶道という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
海外でも良く耳にする茶道と違って、煎茶道は日本人でも知らない人が多いかもしれません。
今回はその煎茶道について書きたいと思います。




村田珠光から広まっていった茶道は、詫び錆びや厳しい禅の精神を主としていますが、
煎茶道は隠元を祖として、中国の自由で気高い仙人の世界感を持って売茶翁によって形式にとらわれないものとして広まりました。

その後は使用するお道具や形式的なものも重要視され、まさにセレモニー的な所作となったのですが、世界観はそのまま残り今でも受け継がれています。

煎茶道と聞くと茶道よりも珍しく難しく考えてしまうかもしれませんが、実際に行う所作は、お茶を淹れる、ということなのでむしろ茶道よりも分かりやすいです。
使用するお道具も理にかなっていて、もちろんセレモニーなので形式的なルールはありますが、美味しいお茶を淹れるという意味では理に適った動作だなと感じます。

淹れるお茶は煎茶に始まり、玉露や紅茶、焙じ茶等さまざまです。
お茶の種類により、お湯の温度や蒸らす時間を変えるので所作も少しずつ違います。


いかがですか?
煎茶道の世界。私もまだまだ未熟ですが、その魅力に取りつかれた一人です^^