初釜に参加してきました。

こんにちは!日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


先週の日曜日に、茶道の先生のお宅で初釜が行われました。

初釜とは、その年初めてのお茶を点てることであり、
とても神聖で新鮮な雰囲気で行われます。


日本では初日の出、初詣など、
年の一番初めに行うことは特別に考える文化がありますよね。
同じように初釜も、茶道を嗜む者にとっては本当に特別な行事です。

又、招待された人は着物を着ていくことも多く、
その場合紋付き色無地や訪問着・付け下げ等を選びます。
これらの着物は小紋等の普段着よりも格が上で華やかな装いでもあります。


私もこの日は頂き物の付け下げを着て行きました。
今年は家族3人での初めての参加だったので家族で着物にも。



まずはリビングにてスパークリングワインを片手に乾杯、
その後先生お手製のお昼ごはんをいただき、
先生のお点前によりお濃茶をいただきます。


初釜で特別なのは、
いつもお稽古を見てくださっている先生自らのお点前を拝見できること、
そして嶋台という、金銀が茶碗の内側に塗られた2つセットのお茶碗でお抹茶をいただくということです。


次は初稽古。
今年も茶道のお稽古がんばって行きます!


謹賀新年。気持ちも新たに。

明けましておめでとうございます。
日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。
去年はお茶尽くしの一年でしたが、今年もお茶と共に楽しんでいきたいと思っています。

今年もよろしくお願いします!


日本ではお正月によく着物を着ますよね。
ドイツにいるとそんな日本の心も忘れがちですが、
せっかくなので着物を着て煎茶道の初稽古をしてみました。


着物を着ることで気も引き締まりますし、
上級な玉露をいただくことで正月のゆったりした空気を感じ
さらに気持ちも改めることができました。



継続は力なり。
今年も信念を持ってお稽古に励んでいこうと思います。

煎茶道

こんにちは!  日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


皆さんは煎茶道という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
海外でも良く耳にする茶道と違って、煎茶道は日本人でも知らない人が多いかもしれません。
今回はその煎茶道について書きたいと思います。




村田珠光から広まっていった茶道は、詫び錆びや厳しい禅の精神を主としていますが、
煎茶道は隠元を祖として、中国の自由で気高い仙人の世界感を持って売茶翁によって形式にとらわれないものとして広まりました。

その後は使用するお道具や形式的なものも重要視され、まさにセレモニー的な所作となったのですが、世界観はそのまま残り今でも受け継がれています。

煎茶道と聞くと茶道よりも珍しく難しく考えてしまうかもしれませんが、実際に行う所作は、お茶を淹れる、ということなのでむしろ茶道よりも分かりやすいです。
使用するお道具も理にかなっていて、もちろんセレモニーなので形式的なルールはありますが、美味しいお茶を淹れるという意味では理に適った動作だなと感じます。

淹れるお茶は煎茶に始まり、玉露や紅茶、焙じ茶等さまざまです。
お茶の種類により、お湯の温度や蒸らす時間を変えるので所作も少しずつ違います。


いかがですか?
煎茶道の世界。私もまだまだ未熟ですが、その魅力に取りつかれた一人です^^