シングルオリジンティーについて。

こんにちは! 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


今日はお茶のカテゴリーの中でも最近私が注目しているシングルオリジンティーのことを書きたいと思います。

シングルオリジンティーという言葉を聞いたことがありますか?コーヒーを飲まれる方ならもしかしたら聞き覚えがあるかもしれません。
つまりは、いろいろある品種の中でも一つの特別な品種のみで作られたお茶のことです。

上の写真のメニューは鎌倉に行った際に見つけたお茶サロン。
東京近辺ですと、こういったシングルオリジンティーに特化したカフェも増えているようです。

シングルオリジン、つまりは一つの品種のみで作ることによって何が良いのかというと、そのお茶の品種の特徴を最大限に生かせるという点です。
日本茶だけでかなりの種類の品種が開発されていますが、香りに特化したもの、甘みが強いもの等さまざまです。

一般に売られているブレンドティーはブレンドすることで味のクオリティーに安定感を出し、いつでも美味しいお茶にすることが可能ですが、シングルオリジンティーは単一品種の為、毎年味にばらつきがでる。その分作れる量も限られてくる。
そういった点から、シングルオリジンティーは価格も高めなことが多いです。


日本茶サロン≪en≫でも、しっかり選び抜いた貴重なシングルオリジンティーを扱う予定ですので、皆さんお楽しみに!!

日本茶インストラクターへの道のり①

こんにちは!  日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


私は2018年に日本へ行き、日本茶インストラクターの資格を取りました。
この資格は知名度は低いわりに難易度が高く、モチベーションが必要になってくる資格らしいです。

資格を取るための一番の近道は、日本茶インストラクターの通信講座を受けること。
日本茶は好きで独学の知識はあったものの、専門的とは言えない為、私も講座を受けることにしました。




申し込むと、送られてきたのが上の写真の3冊の本。
他に資料集や、2次試験で使うテイスティング用の道具が一緒になっていました。


まずはこの3冊を隅から隅まで覚えて、各講座ごとのミニテストを郵便で送り、現役のインストラクターの方から添削してもらえます。


やってみて思ったことは、ちょっと軽く考えすぎていました汗

お茶の淹れ方とか種類とかは分かっているつもりだったのでそんなに難しくないと思っていたのですが、歴史から始まり害虫の名前や化学式、健康科学なども出てきて、勉強一からやり直しという印象です 泣


一次試験は筆記なのですがマーク式なので、書き取りより容易なのでは?という気持ちもありましたが、それも甘い考え。
本当に、「こんなところから!?」という所から出題もされますし、微妙なひっかけ問題も多数出てきます。


私自身も得意・苦手科目は一応あったものの、正直どの科目も自信がありませんでした。


なるほど、これに受かれば確かに茶ムリエへの道は近づくな、という感じです^^;


最終的に合格できたのですが、通知が来るまで本当に自信がなかったです。


長くなりそうなので次へ続きます。

愛知県西尾市でお茶体験


こんにちは、 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。

和く和く 西尾抹茶ミュージアムなるものがあるのをご存知ですか?

抹茶で日本第2の生産量を誇る、西尾のあいやさんが経営する、和く和く抹茶ミュージアムに行ってきました。

和く和くミュージアム
Wakuwaku museum

あいやさんと言えばドイツでも有名な日本茶の会社です。
その本拠地西尾に構えられたこのミュージアムは体験型なのもあって予約制なんですが、予約可能な3か月先までほぼ全て予約で埋まっているほどの人気ぶり。じゃあ日付が変わるタイミングを見計らって・・と考えるのですが、なぜかすぐに予約されているという始末。。予約の予約なんてあるのでしょうか汗 どちらにしろ早めの予約が吉のようです。

交通手段ですが、西尾駅から和く和くミュージアムまでは30分程徒歩だと歩く必要がありますので注意です。ほとんどの方が車で来られるんでしょうね。

この体験コースは500円の入場料がかかります。 チケットを手に入れて受付に渡すと、奥は待合室になっており、部屋中に抹茶を使った各製菓会社の製品パッケージが飾ってあるというしつらえ。抹茶は今やブームと言っても過言ではない人気なんだと実感させられます。


時間がきたのでついに入場。私が申し込んだのは5人制のコースでしたがその日は3人しかおらず、あとの二人は予約したものの連絡も無しで欠席とのことでした。


まずは抹茶の栽培方法や製造工程を説明と共に学びます。
抹茶を製造している工場風景も見ることができて、無数の石臼が自動で一定の速度と共に碾茶を抹茶にしていきます。(碾茶とは抹茶になる前の細かいお茶の葉です)
碾茶を臼で引くのはもちろん自動石臼ですが、抹茶の原料である碾茶を入れるのは人の手で、定期的に石臼へ入れていくようです。結構大変な作業だと思います。

抹茶碾き臼機


一通り工程が分かったところで今度はお茶の体験です。
つまりはお茶の葉のグレードの違いでの色や味の違いについて自分で試して知ったり、3種類の違った品種の碾茶から自分でブレンドしたものを自ら石臼で引いてそのお抹茶を茶室でいただく、というもの。


碾茶飲み比べ
Tencha


普段茶道をしている立場からすれば、抹茶を飲む機会は何度もあっても抹茶をブレンドして作ることは滅多に出来ないことなので、とても興味深く貴重な体験です。

碾茶 自分で挽いてみた
Tencha self product


コースの最後に茶室で抹茶を飲む体験があるのですが、抹茶とお湯を入れてもらった茶碗を受け取り自分で抹茶を点てて飲むことができるので、全くの初心者の方にはより新鮮な体験となるかもしれません。もちろんお茶菓子も共についてきます♡ 

抹茶体験
my matcha and matchasweets


そして最後はショップに行って抹茶にちなんだお菓子やお茶等を購入できます。参加者には一定額以上で小さなプレゼントもあるようなので要チェックです。

ミュージアムを出た後も、西尾に広がる抹茶の茶畑を見学してきました。愛知県が誇る抹茶の産地西尾。全国第2位の生産量は然り、食品の地理的表示GIにも登録されてますます今後有名になっていくことでしょう!

西尾の茶畑
tea garden in Nishio