ガーデンセンターにて新しい椿を購入しました。


こんにちは!日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。

もう3月のことになるのですが、ハイデルベルク近郊のラーデンブルクにあるガーデンセンターHubenで、椿の展覧会があったので行ってきました。

実は2020年にすでにここで椿を購入していて、今回は赤くて少し大きめの花をつける椿が欲しかったのもあります。

椿は品種改良が進み、Camellia japonicaと言われる日本産のものから始まった品種だけでも6000以上の種類があると言われています。

ここで展示されていたものは日本元来の古典的なもの、洋風で華やかな八重のものなど、多岐にわたり、どれも見ごたえがありました。

今回気に入って手に入れたのは「エゾニシキ」。古典的なタイプですが、八重で大きな花を咲かせます。


椿は茶道では茶花の女王の異名を持つほど重宝される花で、基本的には冬から春にかけてほぼ全期間で飾られます。

理由としては、茶道会で避けられる匂いの強い花でなかったこと、当時豊臣秀吉が好んで茶花として使用していた歴史もあるのでしょう。
参考文献→ Wikipedia



ただ、興味深いことに、一般の世界では椿を庭に植えることは避けられる傾向もあります。
なぜなら椿自身が花が終わるころ、花ごと落下して散るのですが、首を落とされた武士のように例えられることもあるので、縁起が悪いという考えがあるためです。

実際私の実家でも、そういった考えから、庭には山茶花が植えられています。

山茶花というのは、見た目はほぼ椿と同じなのに、散る時花びらが一枚一枚落ちるので、椿とはまた別の花として区別されます。

私個人としては、花ごと落ちた椿は寂しさもあるものの、美しさを残したまま散っていくという意味では魅力的だなと感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか。

この日はおまけに見つけた茶ノ木の苗も購入しました。
成長が今から楽しみです😊

6月、7月。いろいろなイベントが開催されました。

こんにちは!日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。

今年は冷夏でなかなか暖かくならなかったですが、
春を過ぎたあたりからコロナの感染者数もグッと減り、
ドイツ国内での規制も緩くなったため、さまざまなイベントも再開されました。

私自身もen-chaとしてイベントに参加したかったので
6月、7月とイベントに参加したり開催したりで活動を再開できました。

今回はその報告をしていきたいと思います。


6月22日 Bonsai Zentrum にてドイツの日本庭園についての講演にてお茶販売

写真は5月のイベントのものであくまでイメージです

この講演は独日協会ラインネッカーで開催されたもので
約25名ほどの参加者が参加されていました。



7月3日 お友達宅の庭での日本茶ワークショップ

Handschuhsheimの友達宅にて

今年初めてのen-cha主催の日本茶ワークショップで、
お茶の淹れ方講座、テイスティング、ほうじ茶手作り体験を行いました。

ほうじ茶を自分で炒ってみるのは初めて行ったのですが、
香ばしいお茶の香りが庭中に広がって幸せな時間でもありました。

さらにこの日は味噌を作っているお友達と一緒に入口で販売も行っていて、
近所の人や知り合いが興味津々で訪ねてきてくれました。


7月10日 Ludwigshafenの島にて七夕ピクニック

Ludwigshafen Inselの川辺の芝生にて

こちらも独日協会主催のイベントで、
日本人、ドイツ人それぞれがお弁当を食べたり食べ物を持ち寄ったりして楽しむ会なのですがそこでお茶を提供させていただきました。

芝生の上で、ということだったので、柴点らしく、釜を持って行って
お抹茶を点てて提供したりもしました。

特にドイツの方に興味を持ってもらえたようで、いろいろな出会いもあり充実した時間となりました。


7月17日 Heidelberg WeststadtのWilhermsplatzにて日本デーイベントに参加

このイベントは本当はオリンピックの時期と合わせて去年開催される予定が、
コロナの影響で今年に変更されて、急遽開催が決まったようでした。

ですので、イベント自体を知ったのは一週間前でバタバタでしたが、
ご近所のお友達が一緒に参加してくれた上にテント提供や移動も助けてくれたおかげで
楽しくお茶を提供することができました。

コロナ禍でお茶はToGoのみの提供でしたが、初めての体験でもあったので
たくさん勉強になりました。

次のチャンスに生かせればと思っています。

夏、秋にも不定期ですがイベントを予定していますので順次公開していきます。
よろしければ皆さんチェックしてみてくださいね!

今後の予定
8月14日 14:00- 味噌・お茶祭り Heidelberg Handschuhsheim
9月18日 15:00- 茶道プレゼンテーションコース Abendakademie Mannheim
10月10日 13:00- 茶道プレゼンテーションコース VHS Heidelberg

桃の節句に春のお点前

こんにちは!日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。

もう過ぎてしまいましたが

3月3日は桃の節句、雛祭りでしたね。


娘がいる我が家では、
小さな陶器でできた雛人形を飾ってお祝いしました。

Hina-Puppe aus Seto

3月3日には間に合いませんでしたが、
知り合いから頂いた桃の花も可愛く咲いてくれました。

Pfirsichblüte




そんな春の気分でもあり
今はまた少し寒くなってしまいましたが、最近まで春の陽気が続いていたので

茶道で春先によく行われる抱清棚を使ってお稽古をしてみました。

このお棚は、もちろん年中使えるのですが、
小棚と比べて少し大きめなので炉の季節にバランスが取りやすいのと、

棚の内板を外して芝点(しばだて)というお稽古ができるので
芝生の上でお茶を点てているイメージでよく3月や4月に使われます。



Tee-Übung mit Housei-Dana
Shibadate bei der Übung mit dünner-Tee


せっかくなので
雛祭りに合わせて立ち雛のお茶碗で紅白の和三盆と共に
お濃茶のお点前をしてみました。

Tachi-Hina-Chawan mit Dashi-Bukusa



コロナ渦のロックダウンもあってお稽古に行けていないので久しぶりの自主練でしたが、
すっかり忘れていて慌てました 汗

せっかくお道具も出してきたので3月いっぱい毎週抱清棚のお稽古頑張ってみようと思います!