お茶研究:6種類の日本茶比較


こんにちは!日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。

en-chaのお茶について、サイトで説明はしているものの、今までちゃんとそれぞれのお茶の違いについて研究をしていなかったので、今回は様々なお茶を飲み比べて結果を書いてみました。

比較したのは6種類の緑茶。

それを7つの要素で比べてみました。

茶種:

  • うちまき育ち
  • 上釜炒り茶
  • 静7132
  • かほり
  • 荒茶

比較要素:

  • 旨味
  • 苦味
  • 甘味
  • 酸味
  • フルーティー
  • 濃さ
  • 香ばしさ

分かりやすいように結果をダイアグラムにして表してみました。:

Diagramm, Geschmacksvergleich von 6 Teesorten

こうして全てのお茶を一緒に比較してみると、はっきりと特徴が分かって面白いですね。

例えば私たちは全てのお茶に多少の差はあるものの甘みを感じました。

又、要素の一つ、「濃さ」ですが、一般でいう日本茶らしさというか、苦味でも香ばしさでもない独特の味の特徴として評価しています。

うちまき育ち:

このお茶は私たちの基準となる味です。
まとまりのあるバランスの取れたいわゆる煎茶の味で、心地よい強さも持っています。

萌:

このお茶もうちまき育ちのようにまとまりがある味を持ち、さらに若々しさを併せ持った煎茶の濃さがあります。これは杉山園独特の芽重仕立てから来ているのかもしれません。

上釜炒り茶:

このお茶は最近en-chaに加わった商品で、別の釜炒り茶より上級とのことでとても興味があるお茶でもありました。結果、釜炒り茶らしく、苦味・酸味は少なく、他は幅広く特徴をもっていることが分かります。万人受けする、とても飲みやすい飲み口です。

静7132:

直接的な比較で見ると、このお茶は強い特徴もない一般的なバランスの取れた煎茶です。この品種の特徴は、お茶から感じられる桜葉の香りであり、このダイアグラムでは表しきれないからです。

かほり:

このお茶は、その名の通り特別フルーティーな香りを持っているのが一番の特徴です。苦味も少し併せ持つ強い味の中に醸し出す味のすばらしさ。日本茶をよく知る方に一度飲んでいただきたい、私たち一押しの存在です。

荒茶:

このお茶はうちまき育ちのようなバランスの良さを持つ片木古香園のオーガニック茶です。煎茶独特の味の強さはないものの、苦味がなく、軽くさらに香り高い飲みやすいお茶です。

普段お茶を飲む際、一般的には複数のお茶を直接飲み比べたりすることはあまりしませんよね。

お茶によってはとても繊細な甘みを持っていたり、驚くような香りを持っていることもあり、それらは日本のお茶農家さんの手によって、少量を特別な環境で大切に育てられています。

ですので比較した結果特に特徴を強く感じなくても、実際単独で飲んでみると味のすばらしさに気づかされるということももちろんあります。

日常的なお茶の飲み方としては比較等せず、淹れたお茶のおいしさを味わうことを楽しむのが一番でしょう。

あくまで参考として今回のお茶の比較を楽しんでいただければと思います。


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