煎茶道

こんにちは!  日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


皆さんは煎茶道という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
海外でも良く耳にする茶道と違って、煎茶道は日本人でも知らない人が多いかもしれません。
今回はその煎茶道について書きたいと思います。




村田珠光から広まっていった茶道は、詫び錆びや厳しい禅の精神を主としていますが、
煎茶道は隠元を祖として、中国の自由で気高い仙人の世界感を持って売茶翁によって形式にとらわれないものとして広まりました。

その後は使用するお道具や形式的なものも重要視され、まさにセレモニー的な所作となったのですが、世界観はそのまま残り今でも受け継がれています。

煎茶道と聞くと茶道よりも珍しく難しく考えてしまうかもしれませんが、実際に行う所作は、お茶を淹れる、ということなのでむしろ茶道よりも分かりやすいです。
使用するお道具も理にかなっていて、もちろんセレモニーなので形式的なルールはありますが、美味しいお茶を淹れるという意味では理に適った動作だなと感じます。

淹れるお茶は煎茶に始まり、玉露や紅茶、焙じ茶等さまざまです。
お茶の種類により、お湯の温度や蒸らす時間を変えるので所作も少しずつ違います。


いかがですか?
煎茶道の世界。私もまだまだ未熟ですが、その魅力に取りつかれた一人です^^

男性の袴着付け

こんにちは。 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。

今年の初めに、
日本で男性の袴の着付けを着付け教室で習ってきました。


着物、というと、

こういった女性の着物を想像しますが、(自身がモデルです^^)


男性ももちろん着物を着ますし、
お茶会等では袴を着る方も多いです。

Hakama

注:夫にモデルをしてもらってます^^;


茶道の初釜の時には夫も一緒に参加しているし、
彼自身も着物に興味はあるみたいなので

せっかくだからと思って勉強。


写真では分かりにくいのですが、
袴の部分はズボンのように股が分かれているものといないものがあります。


因みにかれが着用しているのは馬乗り(股が分かれている方)袴です。


女性の着物に比べると比較的簡単に着れますが、


男性には男性の着付けの美しさがあり、
恰幅がよく見えるように等
気を遣うポイントがあります。


着物でいただくお茶も

美味しさはひとしおですね!

夏のお点前 ー長板ー

こんにちは! 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。


7月に入り、ドイツは猛暑の波が2回もやってきました。


の中にも涼しさを!ということで

今日は 平茶碗を使いつつ長板のお点前をしてみました。


長板のお点前は夏・冬両方のお点前でできますが、
お釜の位置が変わってくるため板の大きさが違います。

夏のお点前、風炉の場合は
お釜が板の上に来ますので半畳分の長さの物が使われます。

そして平茶碗ですが、
基本的には準備の段階で絞り茶巾を用意して扱います。


お点前中にお湯で茶碗をすすいだ際に茶巾を一度畳むことで
お湯で温まったお茶碗を冷ます意味があります。
(なるべくお茶の温度を下げるためです^^;)


平茶碗は普通の茶碗より泡立ちにくいのですが、
私の流派は表千家ですので半月になればオッケーです。


おまけで長板の一つ飾りのお点前もしてみました。

これは夏の終わりにすることが多いのですが、
同じ長板でも扱いが違って面白いです。