こんにちは! 日本茶サイト≪en-cha≫ のオーナーでお茶オタクの真弓です。
皆さんは煎茶道という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
海外でも良く耳にする茶道と違って、煎茶道は日本人でも知らない人が多いかもしれません。
今回はその煎茶道について書きたいと思います。
村田珠光から広まっていった茶道は、詫び錆びや厳しい禅の精神を主としていますが、
煎茶道は隠元を祖として、中国の自由で気高い仙人の世界感を持って売茶翁によって形式にとらわれないものとして広まりました。
その後は使用するお道具や形式的なものも重要視され、まさにセレモニー的な所作となったのですが、世界観はそのまま残り今でも受け継がれています。
煎茶道と聞くと茶道よりも珍しく難しく考えてしまうかもしれませんが、実際に行う所作は、お茶を淹れる、ということなのでむしろ茶道よりも分かりやすいです。
使用するお道具も理にかなっていて、もちろんセレモニーなので形式的なルールはありますが、美味しいお茶を淹れるという意味では理に適った動作だなと感じます。
淹れるお茶は煎茶に始まり、玉露や紅茶、焙じ茶等さまざまです。
お茶の種類により、お湯の温度や蒸らす時間を変えるので所作も少しずつ違います。
いかがですか?
煎茶道の世界。私もまだまだ未熟ですが、その魅力に取りつかれた一人です^^